書籍・雑誌

2009年10月12日 (月)

お母さんの野望

今月末にネロ子のハロウィーンパレードがあるのです。
コスプレ(させるのが)好きのワタクシは毎年扮装を考えるのが楽しみなわけですが、今年もなににしようかと思案しております。参考になりそうなものをひっぱりだしては、あーでもないこーでもないと悩む日々。

ひっぱりだしたものの中の1冊。

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The Birthday Party / Vee Speers

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オーストラリア出身の写真家、Vee Speersの写真集。
「誕生パーティに呼ばれた子供たち」がテーマになっています。架空のパーティにお呼ばれした子供たちが、おもいっきりお洒落したり、ちょっと変わった扮装を楽しんでいる写真の数々は、眺めているだけで楽しくなれます。こだわりのディテールについニンマリしてしまうのはワタクシだけでしょうか。ちょっとした毒気が感じられるのも最高。

これは大変美しく心を躍らせる本ですが、加えてワタクシにとってはネロ子の衣装のアイデアがたっぷり詰まった実用的な本でもあってですね(笑)。ネロ子の洋服をリメイクする時など、なにか面白いことは出来ないかとつい捲ってしまうのですよ。

そんなわけで、ハロウィーンに使えそうなアイデアはないかと探していたら、こんなぴったりの衣装を見つけてしまったりなんかして。

Vee09

ひゃーーー♪ゲームに出てくる悪魔みたい~
つか、デビルマン?永井豪?wwww

これ作りたいなぁ。
さすがにワタクシの技術で同じ仕上がりにできるとは言わない、断言する(笑)。
でも、なんとなくこんな雰囲気で作れるといいですよね~羽毛の代金だけで一体いくら掛かってしまうんでしょう…(爆)
今年は無理でも来年、来年が無理なら再来年でもいい。お母さんの野望です。

そんなこんなで、寄り道しつつ。
ハロウィーンまであと20日。20日しかないのだ(笑)。

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2007年10月19日 (金)

Farewell Summer

Farewell_summer

ネロ子が突然「ねぇおかあさん、悲しい気持ちはどこから生まれてくるの?」なんてずいぶんおセンチなことを訊いてきました。どうしたネロ子、おまえいつからダグラス・スポールディングになった?(笑)
楽しいことを考えたら悲しくないでしょう?と慰めてみましたが「悲しみの塊はずっと心の中からなくならない」んだって。ぶぶっ、困ったなぁ…www

レイ・ブラッドベリの小説「たんぽぽのお酒」がアメリカで出版されて50年、邦訳が出版されてからも36年たちましたが、今月新たにその続編となる「さよなら僕の夏」が刊行されることになりました→ふるんさんが教えてくれたの。知らなかったよ、ありがとう部長!
舞台はあのグリーンタウン、「たんぽぽのお酒」で12歳だったダグラスは14歳になっています。ダグ、君はちっとも変わらないね。ワタクシはこんなに歳をとってしまったよ、まだ君の言葉が理解できればいいけど。

楽しい夏にはやがて終わりが訪れます。それでも終わりがあるからこそ夏は一層輝くのだと。かつて自分がダグラスと歩いたグリーンタウン、もうすぐネロ子がたどり着くのかしら。

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2007年9月20日 (木)

The 4 dreams of Miss X

The_4_dreams_of_miss_x

ヴィヴィアン・ウエストウッドとマルコム・マクラレンの息子二人がオーナーを務めるロンドンのランジェリー・ブランド、 Agent Provocateur製作の写真集。
映画監督のマイク・フィギス(ex「リービング・ラスベガス」) がケイト・モスを起用してブランドのイメージフィルムを製作し、その映像を収めたDVDと写真で構成された1冊です。映像は4編の短編フィルムの連作でモノクロームに統一、ゴージャスなランジェリーを身に着けたケイト・モスが妖艶なエロスを放ってとてもセクシーです。

The 4 dreams of Miss X - Part 1. Shadows

Agent Provocateurのランジェリーはフェティッシュでキュートかつセクシー、というのが特徴でしょうか。クラシカルなテイストも匂わせて、さすがヴィヴィアンの血なのかと思う(笑)。

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2007年8月10日 (金)

本屋さんでいろいろ

長野への移動のためチケットの手配をしました。希望日はほぼ満席状態。乗車時刻を検討する余地は皆無で、予約カウンターのお姉さんに「ここしか空いて いません」と言われるままに指定席を取ってきました(笑)。親子二人なんとかたどり着ければいいの。というわけで、12日に移動します。

長野に行く前に本屋を覗いていきたかったので、表町の丸善までお出かけ。 1Fの洋書部で「marie claire idees」の夏号とグレゴリー・コルベールの「Ashes & Snow:Tokyo」 、美術書のコーナーで「澁澤龍彦 幻想美術館」 を購入。
「Ashes & Snow:Tokyo」は書籍とDVDのどっちを買おうか、春からずっと悩んでたんですね。で、店頭で両方を比べて、やっぱり本で持っておきたいかなぁってようやく決心がつきました(笑)。装丁の勝利♪
澁澤龍彦の本は今年開催された埼玉県立近代美術館の企画展「澁澤龍彦 幻想美術館」の図録です。彼の周辺に存在したあれやこれやを集めて「澁澤龍彦」という個人を知ろうとする試み、シュルレアリスムの資料としても価値ある1冊かと。

「Ashes & Snow:Tokyo」 「幻想美術館」両展とも実際見にいかれたふるんさんに会場の様子や作品の感想など伺ったのですが、どちらもよかったそうですよ。特に「Ashes & Snow」に関しては絶賛の言葉を残しておいででした。なんでワタクシ見られなかったんだろう…よよよ(涙)。

レジ脇に糸井重里制作のフリーペーパー「ゲドを読む」が1冊残っていたので頂戴してきました。中沢新一さんの「ゲド戦記」概論(笑)はゲドのテーマをうまくまとめてあっていいですね。そうそう~映画でもこういうことをちゃんと内包してて欲しかったなと…(爆)

その後、地下フロアで諸星大二郎の新刊「海神記」を探すも見つからず。悔しいので高橋葉介の「夢幻紳士・怪奇篇」を買ったw 魔実也くん最高っす♪
その他、地下での収穫。
 ペローの昔ばなし
 雪沼とその周辺
 九つの物語
 輝くもの天より墜ち
 海に住む少女
 PEN (特集:世界のコミック大研究 )
 サンドイッチノート―160 recipes of spcial sandwiches

光文社古典新訳文庫いいですよね。作品によってはずいぶん読みやすくなってほんと助かります。書店で見つけるとつい欲しくなるシリーズ。ただ「目玉の話」ってなんだろう?と一瞬迷いましたけども←新訳ってこういうことかぁとしみじみ感じた瞬間でした(笑)。鬼太郎の父さんの話ではありませんのでご注意を。
「九つの物語」も新訳です。会話文が若干現代風になっているかもですが、野崎訳との劇的な違いはあまり感じられませんでした。サリンジャー、一度ライトノヴェル風な文体で読んでみたい気もするんですよねぇ。スニーカー文庫で読むシーモア、とかなんとか←暴言(笑)。

丸善を出てからナショナルデパートへ寄って朝食のパンを購入。いつもいっぱい試食させてもらってありがとうございます。バター持参で伺いたいです(笑)。
宅の父はルヴァン系のパンが好きで、ここのパンを買って帰ると機嫌がいいのです。おばあちゃんと母は「なんかすっぱい」と申しますが(そういう種類のパンなんだからさw)、私と父にはありがたい店です。また寄ります~

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2007年6月27日 (水)

星座の女

Kuchibenisuisen  Kewaizaka  Sirayuri

昨年より牧美也子の傑作漫画「星座の女」シリーズが順次復刊されています。そしてこの4月に第3巻「口紅水仙」が刊行され、シリーズは無事完結。早速本屋へ走って買ってきました。長尾みのるの「バサラ人間」を復刊した(偉業です。あ、バサラは映画化もされるんだ?!)よるひるプロさんのすばらしいお仕事です。ありがとう~♪

1973から74年にかけて「女性自身」で連載された「星座の女」シリーズ。ワタクシが子供の頃、牧美也子さんはすでに成人誌で活躍されておられる先生で、正直あまり接点のなかった漫画家さんでした。松本零士さんの奥様でリカちゃん人形のデザインをされたことは存じていましたが、その匂うような大人の雰囲気漂う作品に触れることはなかなか出来なかったのです(子供だったんでw)。
というわけで、昨年初めてこのリイシュー1巻目「白百合三代忌」を読んだのがワタクシの牧作品デビューです。さっさと読んどけばよかったと激しく後悔しました。白粉のなまめかしい匂い漂う世界が色っぽ過ぎ!これは子供の頃のワタクシが近寄りがたく思うのも無理ないなぁとオモタ。
女の人(とそのカラダ)がものすごく綺麗です。松本零士さんの描く美女は有名ですけど(メーテルとか)、奥様の牧さんが描く女の人は美しさに妖艶さが加わりとんでもなく生々しいのです。成人向け作品なのでそこここにヌードなんかも登場したりしてお色気度は高いですが、テイストは大変上品で気品すら漂う上質のエロスに包まれた作品かと。
牧美人憧れます!とりあえずマスカラの分量を増やしてみるところから真似てみる~(笑)

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2007年5月13日 (日)

連休のお出かけ その2

神戸に行った翌日の5/5は単身で京都まで出かけました。子供の日なのにお子様ほったらかしでどうよ?という心の声は無視です(笑)。
というのも5/4.5の両日、恵文社COW BOOKS MOBILEがやってくることになっていたんですね。まぁめったにないことです。恵文社にもしばらく出かけてないしね、天気もいいし(快晴を通り越してカンカン照りの天気w)古本散策にはうってつけの日でしょう。

恵文社がある一乗寺へはいつも河原町からバスに乗っていきますが、数日前にとうさい先生から叡山電車に乗って鞍馬までお出かけになられた話を伺っていたもので、今日はワタクシも叡山電車で出かけたくなりました。叡山電車に乗るときはだいたい大阪から京阪を使うんだけど、今日は阪急河原町駅から四条大橋を渡り、鴨川縁の川床を眺めながらの乗り換え。あー夏になったら鞍馬の川床行きたいな。

京阪出町柳駅で叡山電車に乗り換えです。一両編成のかわいい電車で一乗寺まで。
一乗寺の駅から恵文社までてくてく歩いていたら(すぐそばです)途中で八代神社のお祭りの行列に出くわしました。大きな音で、一体何の騒ぎかと思った(笑)。
さて恵文社に到着。MOBILEはお店の前にあるのかと思ったらなにもなくて、あれれどこにあるのかな?と思いながらも店内へ。しばらく店内を物色していたら「COW BOOKSさんはお向かいのガレージにいらっしゃいます」との張り紙を発見し、まずはそちらを見に行くことにしました。
開店2日目の午後だし好きな本が売り切れてたらやだなと心配でしたが、興味のある本が何冊か見つかってラッキー。

●MOBILEで買った本
「パタシュ夢であれ」トリスタン・ドレーム
「やさしいうた 木島始訳詩集」
「絵本のこと歌のこと」木島始
「横尾忠則の画家の日記」横尾忠則

会計をお願いしたら松浦弥太郎さんが受け取ってくださって、ちょっとお話させていただきました。昔COW BOOKSで売っておられた牛のロゴ付きシャツが欲しくて「もうお作りにならないんですか?」と訊ねたけど、どうやら無理のようでした。ジェネラル・リサーチのロゴ刺繍Tシャツも素敵なんだけどね、うちには牛コレクターがいるもので(笑)。
松浦さん、あいかわらず感じのいい方でした。「暮らしの手帖」編集長就任おめでとうございます。これからもがんばってください。ああでも、沢木耕太郎さんの映画評ページが終わっちゃったのだけは不満です、編集長(笑)。
当日の様子はこんな感じです。

その後恵文社に戻り、買い物。
●恵文社で買ったもの
CD THE REMINDER / FEIST
CD  WHITE HATS / NIOBE
手刷りの蔵書票
シネマ・アピエvol.2
酒井駒子さんのポストカード
アメリカ製の万華鏡(ネロ子にお土産)
ミニ・マンダラ・デザイナー(ネロ子にお土産)

恵文社では本を買わずに雑貨やおもちゃばかり選んでますな(笑)。
併設のギャラリー・アンフェールでは100%ORANGEさんの原画展も開催中でした。100%ORANGE、かわいくって大好きです。
そういえば、恵文社の2階住居に空き部屋ありと張り紙がしてありましたよ。どうですか、どなたかお住まいになりませんか?ワタクシが住んでたら毎日大変なことになりそう~店舗入りびたり(笑)。

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2007年5月 1日 (火)

北の国から届いたバラ

Hanakko

親しくしていただいているマリーANKOさんこと、漫画家の佐香厚子先生が「北の国の花っこ」というバラとガーデニングの冊子を発行されました。
詳細はこちらにて。

ANKO先生はバラ作りがご趣味で、ご自身のHPではお庭のバラを多数紹介されておられます。バラを愛するお気持ちを今回は雑誌という媒体で表現されました。カラー写真満載のとてもきれいなリトルプレスです。
創刊号は劇作家・岡本蛍さんのエッセイやANKO先生が描かれたマンガで読むバラの育て方(勉強になりました)、「宮沢賢治のバラ」のお話などが盛りこまれた充実の内容。

バラは私も大好きな花です。昔住んでいた家の庭には蔓バラがたくさん咲いていました。いつかイングリッシュローズを育てるのが夢だったのですよ。夢で終わったけど(笑)。
ANKO先生、今年も美しいバラをたくさん咲かせてくださいませね。

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2007年2月26日 (月)

飛ぶ教室

Kyoushitu

梅田の紀伊国屋書店にいく時は立ち寄るコーナーがほぼ決まっていて、雑誌→料理本→文庫→児童書→洋書…と周回するのが毎度のパターンです(ビジネス書コーナーとかおっかなくて寄れないw)。
で、必ず最後に寄っていくのが海外文学の売場。美術書の脇、レジ裏の奥まった場所にひっそり隠れるように設置された小さなコーナーです。全世界の文学が集まってわずかこれだけか?と思うほどのこじんまりさ、その冷遇振りには思わず涙が出そうになります(笑)。ま、海外文学の扱いなんて大抵の本屋さんがこんなものですけどね。とにかく本を見ているお客さんも少なくて(9割方一人ぼっち)激混みの紀伊国屋内でのんびりくつろげる貴重な場所です。

先日もいつものように海外文学のコーナーをのぞいたら、「飛ぶ教室」という雑誌が置いてありました。光村図書発行の児童文学研究誌のようですが、研究というよりも児童文学周辺のあれこれを集めましたという感じのなかなか面白い内容です。これが8号だそうですがワタクシは初めて見る雑誌です。

児童書専門誌がなんで海外文学の売場にあるのかと不思議に思いましたら、翻訳家の柴田元幸さんをゲストエディターに迎え「柴田元幸の文学講座」と題して海外少年少女小説の特集を組んでいるのです。
バリー・ユアグローやスティーブン・ミルハウザー、レベッカ・ブラウンといった人たちの未訳短編を多数収録(内容も素晴らしいです)。そしてなんとウィンザー・マッケイの「眠りの国のリトル・ニモ」(以前このブログでも紹介しましたネ)とフランク・キングの「ガソリンアレイ」の日本語版が掲載されているのに驚愕しました(ああー早くニモの邦訳再版して~)。
特集以外にも「作家が自分の好きな作家に宛てて書いた手紙」というコーナー(渋沢和樹さんがカポーティに宛てて手紙を書いている)や、四方田犬彦さんの「スクリーンの中の子供」というシリーズの映画評は興味深く読みましたし、連載小説や書評もとてもいいです。次号も読んでみようかな。

この雑誌、柴田さんが関係していなければたぶん海外文学の売場に置かれることはなかっただろうと思うのです。とにかく「柴田さんが載っているから海外コーナーに置こう」と気を利かせてくれた書店員さんには心から感謝したいです。きっと普段は児童書のコーナーに置いてあるんでしょ?知らなかったな(笑)。

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2006年11月16日 (木)

久しぶりの本屋

中央公論社「村上春樹翻訳ライブラリー」シリーズで、いよいよフィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」が刊行されることになりました(ナカジマさん、情報ありがとう♪)。村上さん、いつの間に訳されてたんですか?びっくりするじゃないですか(笑)。
早速近所の本屋で探しましたが、あいにく愛蔵版しか置いてなくてがっかり。ワタクシには新書版でいいんですよ、ええ(きっぱり)。

お目当てのものは見つからなかったけど、久しぶりの本屋でぶらぶらして「TITLE」と「エスクァイヤ」の最新号を買いました。今月の「TITLE」はお菓子の特集号です。食いしん坊さん必携の永久保存版。「エスクァイヤ」はお茶の特集、読み応えある茶園のレポートが秀逸です。
「エスクァイヤ」にはスクリッティ・ポリッティやカズオ・イシグロのインタビューも掲載されていました。グリーン、一体どこのオッサンかと思った(爆)。あんなにかわいかったのに~時の流れは残酷ね。カズオ・イシグロは自身が脚本を担当した映画「上海の伯爵夫人」について言及されていました。ジェームズ・アイヴォリーの監督で、上海を舞台にした大人のロマンスになるそうです…って、もう公開されてるんですな。
カズオ・イシグロといえば、最新作の「わたしを離さないで」がとてもよかったのです。この小説の舞台はどこかで見たことがある世界だったかもしれません。でも「こんな風に」描いた人をワタクシは知らない。今年読んだ小説で強く印象に残った1冊です。

なんとエスクァイヤ・ジャパンはシュヴァンクマイエルが描いた「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」の絵本まで刊行してました。宣伝記事発見。

シュヴァンクマイエル最新情報
●新作映画「ルナシー」上映
●ドキュメンタリー「シュヴァンクマイエルのキメラ的世界」上映
シュヴァンクマイエル作品回顧上映
チェコセンターにて「シュヴァンクマイエルのアリス」展

映画&絵本のリリースにあわせて来日もされるそうです。こちらの講座にもお越しの予定。

来週、うちの母も出かけるんですよね(笑)<チェコ

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2006年10月23日 (月)

チェコの映画ポスター

Thesevenyearitch

キム・ギドクの「弓」を見た帰りにヴィレッジヴァンガードで見つけた1冊。

チェコの映画ポスター

チェコの美術館 、モラヴィアン・ギャラリー・ブルノが所蔵するチェコ現代美術コレクションの中から選ばれた映画ポスターのアートブック。20年代~80年代の作品が収録されていますが、やはり黄金期とも呼べる50年代~60年代の作品をメインに紹介されています。

チェコでは自国の映画のみならず外国から配給された輸入作品のポスターも独自に製作する伝統があります。ハリウッドやヨーロッパのいわゆる名作と呼ばれる映画のポスターも、日本でなじみのある配給元オリジナルな図案ではなく独自の解釈でリメイクされたポスターが採用されるのです。もともとポスターに対して芸術的価値を見出す社会的・文化的背景があり、且つ社会主義体制時代のチェコでは商品の宣伝広告を目的とする商業ポスターが存在しなかったこともあって、チェコの映画ポスターは作家性を帯びたアート作品に変貌しました(この事情はチェコやロシアのアニメーション業界も共通することです)。ワタクシはチェコのマッチラベルも少々コレクションしてるんですけどこれも素晴らしく美しくて、かの地のグラフィックデザインの奥深さを感じます。この分だと切手もさぞや美しいのでしょうね。

写真はマリリン・モンロー主演の「7年目の浮気」のポスター。おちゃめなラブコメディーがおもいっきりハードボイルドな雰囲気に修正されてて、ビリー・ワイルダー監督もびっくりするよねぇ(笑)。

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2006年7月 6日 (木)

Instant Light

Tarkovsky

今日、本屋さんから届きました。

Instant Light-Tarkovsky Polaroids

ロシアの映画監督、アンドレイ・タルコフスキーが1979年から1983年の間に撮ったポラロイド写真ばかりを集めた写真集です。2004年にハードカバー(素敵な装丁です)で出版されたものがペーパーバックとして復刻されました。
どの写真も簡便なポラロイド撮影とは信じられないほど完成度の高い、まるで自身の映画から切り取ってきたような写真なのです。この人の目に映る世界はこんなにも美しく輝いているものなのかと驚愕するばかり。
原寸大の写真が60枚掲載されていて、ところどころ彼の日記から引用された短い文章が記されています。心情の吐露であり詩のようでもある、写真同様タルコフスキーの内面を表現するものです。

タルコフスキーが亡くなったのは1986年。
もう20年も経つのですね。

出版社はイギリスのThames & Hudson
先日このブログで紹介した「Joseph Cornell: Shadowplay Eterniday」も、話題のファクトリー・レコード・コンプリート作品集「Factory Records」もここの本なのですよ。
新着情報をこまめにチェックしている本屋さんの一つです。

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2006年6月16日 (金)

また風に訊こう

むかしむかーし小説家・開高健さんはご存命の頃、週刊プレイボーイという雑誌で人生相談の連載を持っておられたのです。「風に訊け」というタイトルでした。その中で銃について読者から意見を求められたことがありまして。

小説家は自動小銃の仕組みについて説明しました。
自動小銃という武器には3段階の装置が付いているんだそうです。シングルアクションとセミ・オートマチック、そしてフル・オートマチックというモードが存在すると。
シングルアクションというのは「引き金を一回引いたら弾が一発飛び出す。引き金から指を離すと弾は出ない」という、一弾ずつ狙い撃ちする時に使うモードです。それをセミ・オートマチックに変えると「引き金を引いている間は弾が飛び出し続けて、引き金を放すと弾は出ない」となり、フル・オートマチックにすると「引き金を引いたら最後、カートリッジが空になるまで弾が連続的に飛び出し続ける」となるらしい。
つまり、オートマチックにすると引き金を引きさえすれば連続して弾を撃つことが出来る、続けて撃ちさえすれば弾のどれかは敵に当るというのですね。

小説家は最後に『自動小銃の設計思想は「弾を惜しむな、相手を殺せ、結局はそれが安上がり」という思想に基づいている。つまるところ、自動小銃を極大にまで膨らませたのが核兵器で、一挺の自動小銃も核兵器もそういう点では変わらない。武器は武器なんだという宿命からは逃れられない』と結んでおられました。

先日、ザルカウイという男たった1人を殺すためにアメリカは500ポンドの精密誘導爆弾2発を彼の隠れ家に撃ち込みました。アメリカの発表ではザルカウイ本人と同時に老人・子ども・女性合わせて6人を殺害したということです。
このニュースを聞いて、私ははるか昔に読んだ開高さんの言葉を思い出していました。
弾を惜しむな。相手を殺せ。結局はそれが安上がり…

小説家が逝って17年。風に訊きたいことはこの世界にはまだまだたくさんあるようですよ、御大。

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ウィンザー・マッケイのアニメーション

Nemo

アメリカの作家、スティーヴン・ミルハウザーの「三つの小さな王国」という中編小説集の中に「J・フランクリン・ペインの小さな王国」という一編があります。1920年ごろのアメリカで、1人の新聞漫画家がアニメーション製作に全人生をかけて打ち込んでいく姿を描いたお話ですが、この小説のモデルになったといわれているのはウィンザー・マッケイという実在の漫画家/アニメーターです。

アメリカの漫画家のことを調べていたら、ウィンザー・マッケイのアニメーションがネット上で公開されているのを偶然発見しました。

ウィンザー・マッケイのアニメーション
たけくまメモ W・マッケイ(2)これが95年前のアニメだ!

マッケイの漫画やイラストは見たことがありますが、アニメーションを見たのは初めてで感激しました。彼はアニメーションのパイオニアです。ディズニーがアニメーション製作を始めるのは1920年代に入ってからですが、マッケイが最初に手がけたアニメーション「リトル・ニモ」は1911年に作られました。
マッケイのアニメ作品では「ニモ」や「恐竜ガーティ」が有名ですが、「ルシタニア号の沈没」(The Sinking of the Lusitania)や「ケンタウロス」(The Centaurs)も最高なのです。ちょっと重いですがぜひ見てください。

「リトル・ニモ」の原作コミック「Little Nemo in Slumberland」は大好きな作品です(80年代に日米合作で映画化されたこともあるのですが、いろいろあって興行的には失敗作と呼ばれました。詳しくはこの本で)。優しい線と色の美しさ、デッサン力の確かさ、マッケイのイラストは本当に素晴らしいです。コミック版「リトル・ニモ」は以前は日本語版も出ていたのですが、今は絶版となっています。洋書の方も長らくコレクターズアイテム化していましたが、なんと今月再販の予定が!→「Little Nemo 1905-1914 (Evergreen)」
この勢いで日本語版も再販されるといいですね。

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2006年6月14日 (水)

トム・ゴードンに恋した少女

King

先週、ヴィレッジ・バンガードのバーゲンで買ったスティーヴン・キングのポップアップ絵本。

The Girl Who Loved Tom Gordon

スティーヴン・キングのポップアップなんてあるんですねぇ、びっくりしました。子供も読める本なので残虐なシーンや描写はありませんが、この絵柄がものすごく怖いのなんのって。これネロ子には見せられません。夜1人で寝られなくなるかも、夢見て夜泣きするかも(爆)。
ストーリーは↑のアマゾンのコメントを参考に。
オリジナルの小説は「トム・ゴードンに恋した少女」というタイトルで邦訳も出ています。

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shadowplay eterniday

Cornell

昨夜のワールドカップは悪夢のような試合でしたねぇ…
ワタクシは熱烈なサッカーファンではないですが、それでも今朝は寝覚めが悪かったです。ブラジル音楽ファンとしてはブラジルにもがんばってもらいたいところですが、今回だけは日本に負けてやってくれと祈ることにします。とにかくがんばれニッポン。
サッカー効果でダウナーな1日を過ごしていたワタクシのもとに「元気を出せや♪」といわんばかりにamazon.comから本が届きました。はるか2ヶ月前に注文したものがようやく、なんですけどね(笑)。ああでも、こんな日にこれが届いてくれて嬉しいよーーーちょっと元気になれそう♪

アメリカThames&Hudson社から出版されたジョセフ・コーネルの作品集
「shadowplay eterniday」

コーネルの箱オブジェ79作品の美麗写真とバイオグラフィ、図録を含む参考図書の詳細なリストが収められていて、コーネルの作品に初めて触れる人からコレクターまで満足できる充実した内容です。特に素晴らしいのが巻末付録のCD-ROM。12作品の画像データを収録してあるのですが、マウス操作で箱を回転させたり(箱の後ろ側が見られる)引き出しを開けたり(中に入ってるものが見られる)角度を変える(鏡にいろいろ映るものが見られる)ことが出来ます。まるで自分の手で箱をいじっているような感覚です。写真だけではわからない、これが「あの箱」の本当の姿だったんだなぁと驚きました。このCD-ROMは一見の価値あり。
木箱に詰めたガラクタがどうしてこんなに無垢で純粋な世界を作り出せるのか、神秘的な宇宙を感じさせるのか。コーネルの作品を眺めているといくらでも空想の世界で遊べますね。さあ、それでは空想の世界へ飛んで昨日の悪夢を忘れるとしよう(とほほ)。

ちなみにこの本。amazon.jpだと7000円以上しますが、amazon.comでは$37.80で売っています。この謎の価格差は一体(笑)。

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2006年4月21日 (金)

寝床のお供

Moriyoko

寝るときにはいつもベッドの中で本を読みます。最近読んでいるのは美術史家・森洋子さんの「子供とカップルの美術史」という本。

森洋子さんはブリューゲル研究の第一人者として有名な方です(お嬢さんは現代美術作家の森万里子さん)。私は学生時代に森さんのクラスをとったことがあるのですが、あのクラスがなかったら私は今ほどブリューゲルを好きになっていなかっただろうと思います。影響を受けた恩師の1人です。
「子供とカップルの美術史」は森さんの自著「ブリューゲルの『子供の遊戯』」で展開された「遊戯を通して見る子供の世界」の図像学的解読を発展させて、中世~近世の絵画作品から子供観や家族観、恋愛観を読み解こうとされた本です。子供やカップルが歴史的にどう描かれてきたのか、絵の中に表現された当時の社会や風俗、思想の「読み方」を豊富な画像資料と共に解説されていて、美術史の本ではあるけれどむしろ風俗・風刺画を楽しむ感覚で読めます。

ブリューゲルの作品はその寓意性や隠喩に満ちた画面が面白いし、人間の醜い部分にもきちんと向き合おうとする姿勢や名もなき人々に注がれる視線もいいなぁ思います(ユーモアを交えながらというのが最高)。作品に込められた高い思想性にもはっとします。
そのブリューゲルに多大な影響を与えたのがヒエロニムス・ボス、グロテスクなんだけどつい笑ってしまう、抜群に風変わりで面白い絵を描く大好きな画家です。
某所で教えていただいたバケットヘッドのPVは「動くボス作品」とも呼べるもの。ちょっと重いけど最高にオススメなのです。怪物好きさん必見。

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2006年4月 1日 (土)

ミュンヘンからやってきました

掲示板にも書きましたが、先週は東京の実家に帰省しておりました。3/26の夜に自宅に戻ったのですが、玄関前の新聞受けになにやら段ボールに包まれたごっついものが挟まっているのを発見。なんだこれ?(ぐいっと引っ張り出す)。

ひー!ミュンヘンから小包!(汗)

Ecm

それはECMと大きな文字が書かれたシールが貼られた郵便小包。そうでした、ミュンヘンのECMレコード本社から本が届くことになっていたのでした。
でもなんでこんな狭い新聞受けに無理やりつっこむだよええ?エントランスに郵便受けがあるだろうに、本が歪んでたりしたら許しまへんでー(怒)。

小包の手荒な扱いにどうしてこうも怒るかというと、それは送られてきた本が大変美しいものだからです。淡いブルーの地にシルバーの箔押し文字という繊細な装丁が施されたこの本は、ドイツのジャズ/現代音楽のレーベル、ECMのレコードジャケット写真だけを集めた写真集です。

『ECM: Sleeves of Desire』

1996年に発売されて以降長らく絶版状態にありましたが、版元のLars Muller社の倉庫に100部だけ残っていたのが偶然見つかったということで(どんな偶然だよまったく(笑))ECMのサイトで販売されることになったのでした←この神のギフトのようなニュースをお知らせくださったのはナカジマさんです。ナカジマさんありがとうございました~ご恩は一生忘れません♪

↑のリンク先を見ていただくとわかりますが、中古市場では結構な値段がついてるんですな。今回ワタクシは45ユーロ(6500円くらい)+送料で求めましてこれは96年に発売された時の価格よりは若干高めではあるのですが、それでもかなり良心的な値段ではないかと思います。本の中身も見ましたが、この内容でこの値段ははっきりいって安いです。ECMのカバーアートデータとしての価値ももちろんですが、なにしろ美しい!純粋にモダンアートのカタログとして機能する作品集です。圧巻。ワタクシの宝物に認定。

全360ページで、1969年のレーベル立ち上げから1995年にかけて制作されたECMレーベルの全てのアルバム、600枚分のカヴァー・アートがオールカラーで掲載されています。こうしてまとめて見ると、ECMのカバーアートって本当にすごいんだとあらためて感動しますな。レーベルのカラーとアーティストの個性を表現しつつ単体のビジュアルアートとしても高い完成度を保持する、それだけでもすごいことなのに、それを600枚続けて出し続けることの難しさ。オーナー以下作品に携わる人たちの強靭な意志を感じます←意地かも(笑)。

印象的な中間色の組み合わせ方とか。
光と影の微妙なコントラストとか。
明るいんだか曇ってるんだかわかんないお天気とか。
ECMのジャケットには私の好きなものがいっぱい詰まっています。

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2006年3月15日 (水)

みなさん、チェコのアニメを見ましょう

Cukr

ヒルトンプラザの5階にあるジュンク堂書店へ出かけました。ここに来るのは初めてですが、なんでいままで来なかったんだろうと後悔しました(笑)。とんでもない量の在庫数です。洋書の扱いもあって色々使えそうです。
ここでチェコの総合情報誌「CUKR(ツックル)」という冊子を発見。最新号はカレル・チャペックの特集でした。バックナンバーも揃えてあって、それぞれ「チェコ語」「チェコアニメ」という内容。先日のトルンカ絵本についでなにやらチェコづいた日々だなーと思ったら、4月にチェコアニメ映画祭2006 なんて催しがあるじゃないですか!ひー「ふしぎな庭」が!!(悶絶)大阪にもきてきてーーーーーーーー

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2006年3月10日 (金)

トルンカの絵本

Trnka

最近水曜日は映画を見にいく日と決めているのですが、今週上映中の映画で見たいものは「ナルニア国物語」しかありません。ナルニアの初回上映はきっと満員なんですよね。で、今週の映画はキャンセル。もうちょっと空いてから見に行きますね。
ということで、今週は久しぶりにぶらぶら街歩きをしました。ウィンドウは春物の服でいっぱいです。

クラフトに使いたい和紙素材があってロフトまで探しに行きましたが適したものがなく、がっかりしながら7Fの「ヴィレッジ・ヴァンガード」をサーキット。
この店にはアートアニメ関連の商品を集めたコーナーがありましてなかなか重宝しているのですが、今日はチェコのアニメ作家、イジー・トルンカが挿絵を描いた絵本「おとぎばなしをしましょう」「こえにだしてよみましょう」をネロ子のお土産に求めました←自分用にだろ(笑)。

「おとぎばなしをしましょう」には「赤ずきん」や「おおかみと7匹の子ヤギ」といったおとぎばなしがそれぞれ見開き1話で描かれ、その中にはヤン・シュヴァンクマイエルが映像化したチェコ民話「オテサーネク」も収録されています。「こえにだしてよみましょう」は子供の世界を題材にした詩を集めたものです。
どの絵も本当に可愛いです。トルンカは人形アニメもいいけれど、イラストレーターとしての魅力もすばらしいなと再認識しました。いつか「ふしぎな庭」も見つかるといいなぁ♪

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2006年2月27日 (月)

みんな17歳

Wij_zijn_17_1 

wij zijn 17
オランダの写真家・ドキュメンタリー映像作家、ヨハン・ヴァン・デル・クーケンの処女写真集(1955年)が復刻されました。ソフトカバー80頁。1500部限定。

タイトルの意味は「we are 17」。
17歳の少年少女たちだけを撮影したモノクロームの写真集。撮ってる人も17歳、撮られている人も17歳。
どのページを開いてもドワネル少年とベル・アンド・セバスチャンの世界が(笑)。「pillows & prayers」の隣にそっと置いておきたくなる一冊なのです。

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2005年12月13日 (火)

レイ、わたしと話そう

レイ・ブラッドベリ
レイ・ハリーハウゼン
レイ・カーヴァー
レイモンド・チャンドラー
レイモン・クノー
レイ・パーカー.Jr
レイハラカミ
レイ・デイヴィス
レイ・チャールズ
…まだいたような気がするが。

以前拙宅掲示板でもお話したと思いますが、ワタクシがファンになる人にはなぜか「レイ」という名を持つ人がものすごく多いのです。西洋でもっとも一般的と思われる(偏見)ジョンという名の人よりも多いよ、きっと。

2006年1月号の「SFマガジン」はレイ・ブラッドベリ特集です(茶坊さん、情報ありがとう♪)。
ブラッドベリ原作のテレビシリーズ『火星年代記』がDVD化、そして『太陽の黄金の林檎』収録の短編「雷のような音」が映画化されたということで(タイトルは「サウンド・オブ・サンダー」2006年3月公開予定)このような特集記事が組まれることになったのでしょうね。
レイ・ブラッドベリ、その名を聞くとなにか甘酸っぱいものがこみ上げてくるという人は少なくないと思います。ブラッドベリの世界はもしかしたら少年少女にだけ許された国なのかもしれませんが、願わくはワタクシのようなくたびれた大人にも時々門を開けて「手のひらにのせられた青い星」の煌きをわけていただきたいものです。

レイ・ブラッドベリ。
あなたにとってSFとはscience fictionでありspace fantasyなのでしょう?

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2005年11月30日 (水)

惑星記号って?

Star

世の中には惑星記号というものがあるんだそうですね?ちっとも知りませんでした。
たまたま♂と♀を検索しましたらこんなページがヒットしまして。女のマークってビーナスの手鏡が元になってたんですねぇ、へえええええ。
あ、大阪市立科学館って今年からプラネタリウムが新しくなったんだった。行ってみよ♪

家にプラネタリウムがあったらいいなと思ったことはありませんか?毎日星を眺めて暮らしていたい、そんなあなたにこの絵本をオススメします。
立体で見る[星の本]
いわゆる星座早見表なのですが、付属の3Dメガネ(赤と青のセロファン貼っただけ(笑))を使うと星座が立体的に浮き上がって見えるというシロモノ。ローテクではあるけれどこの装置は実際体験してみるとなかなか感動します。天文物理学者の先生とグラフィックデザイナーさんが13年かけてお作りになられた本だそうですが、本当によく出来ていて大変美しいのです。これなら某○○スター(家庭用プラネタリウム)にだって負けない…はず(笑)

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2005年10月21日 (金)

あんまり飲めないけど

Tsumami

ずっと気になってる雑誌があるんですが。

「酒とつまみ」

ワタクシ、酒席で供されるつまみの類が無性に好き←酒も好きですけどあんまり飲めない。ああんタイトルがいいじゃないですか~酒とつ・ま・みだってさ♪

すんごく気になっているんだけどなぜかお店で見つからないのです。わざわざ注文するほどのものでもないかな、それに中身を見てから買いたいしね、なんて暢気に構えてましたら「タモリ倶楽部」で紹介なんかされちゃって。ややっこれはマズいです!ただでさえ入手困難なのに購読者が殺到したらどうしよう?←ないって。

同人誌然とした雰囲気もいいわぁ。
がんばって探そう(笑)。

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2005年10月15日 (土)

モンティパイソン・クロニクル

Pythons

こっそり白状しますが、ワタクシはモンティパイソンのファンなのです。モンティパイソンをご存じない方は、ここへお出かけになられてどんなものだかごらんになられるとよろしいかと。

モンティパイソンというと、日本語版吹き替えの面白さが有名です。いとしの広川太一郎さまはエリック・アイドルの吹き替えをなさっていて、氏が「この~ちょんちょん♪」と超訳されたエリックのセリフ(「nudge, nudge」)はワタクシの定番のひとつでもあります。
そういえばこのセリフってランダムハウス英語辞典にも載ってるんですよね。

<成句>
nudge, nudge(,wink, wink, say no more) {英}「あれですよ,あれ」.
ä性的表現など口にするのをはばかるときに,それとなく指して用いる表現. 英国のテレビコメディーMonty Python's Flying Circus より.


できれば「この~ちょんちょん」と訳してて欲しかったなと呟いておきます(ぷぷ)。

このたびワタクシのようなモンティ愛ピープル、日本全国のパイソニアン必携の書が発売されることになりました。名づけて「モンティ・パイソン正伝」

「モンティ・パイソン」とはイギリスで69年から74年までテレビ放映されたコメディ番組。日本でも「空飛ぶモンティ・パイソン」というタイトルで放映され、納谷悟朗、山田康雄、広川太一郎、青野武、飯塚昭三、古川登志夫といった豪華な声優陣の吹き替えの上手さもあり、当時の大人からちょっとませた子供まで夢中になった。テレビ以外にも映画も何本か作られ、今なお根強い人気を誇る。その伝説のコメディ・グループ「モンティ・パイソン」のメンバーが、各自の生い立ちからグループの結成、解散後のそれぞれの活躍から未来の姿(?)までを、はじめて語った「モンティ・パイソンによるモンティ・パイソンのすべて」。未公開のプライベート写真など200点以上の図版を収録した、ファン垂涎のパイソン資料本最新作!ギャグの作り方、メンバー間の力関係、そしてグループ内の不和と脱退など、今だから語れる生々しい舞台裏も満載の内容となっています。  

イギリスで2003年12月に発売されたThe "Pythons" Autobiography by the "Pythons" の邦訳版なのです。白夜書房から10月18日発売で、お値段は3990円也。

この本のことをどこで知ったかというと、よくお邪魔するジョン・クリーズ(モンティのメンバーです)のファンサイト「TFJC」ブログにて。
なんとこちらの管理人さまが日本語の翻訳を担当なさったとか、いや、この方が訳すならモンティのメンバーたちも本望だ(笑)。ブログで本の内容について詳細に記してくださってますが、なんだかとっても面白そうです。資料的価値があるだけでなく読み物としても楽しめそう。予約するべしするべし!

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2005年9月28日 (水)

舞台で見るポール・オースター

アメリカの作家、ポール・オースターの長編小説「偶然の音楽」が舞台化されるそうです。演出はテレビでもおなじみ、俳優の白井晃さん。
白井さんは2001年に、以前主催しておられた遊◎機械全自動シアターという演劇集団でもオースターの「ムーンパレス」を舞台化されておられます。オースター作品は2度目の上演だそうです。くわしくはここで。

以前から思っていたのですけど、この「偶然の音楽」というタイトルはポール・オースターの作風をこれ以上ないほど上手く表現しているかと(笑)。偶然もまた必然、白井さんもそんな想いをこの舞台で表現したいのだそうですよ。

ポール・オースターの舞台かぁ…と検索してみましたら、なんともうひとつこんなのも発見。

シエラザード
『探偵青.悪いお別れ THE WRONG GOODBYE』

こちらはオースターの「幽霊たち」の舞台化だそうです。劇のタイトルにはちょっとフィリップ・マーロウが入ってますが(笑)。ジンとローズのライムジュースを半分ずつ、たのむよ♪

その全作品数における割合から見て、映像化・舞台化されるオースターの作品はとても多いような気がします。映画はもれなく見ていますが、舞台作品はまだ一度も見たことがありません。どんな舞台なんだろうなぁ、想像もつかないや。わくわく。
個人的には「リヴァイアサン」を映画化して欲しいかなと思ってます。あと「最後の物たちの国で」はぜひ舞台で。

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2005年7月21日 (木)

今日はデレク・ジャーマンの日

Derek

買い物先で「ku:nel」の新刊発見。トップの記事は「デレク・ジャーマンの庭」訪問記でした。

記事は、イギリスの映画監督(その他もろもろの活動もあり)デレク・ジャーマンがHIV感染発覚と同時に移り住み、その晩年を過ごした家と庭を訪問する、という内容でした。場所はロンドン郊外にあるダンジェネスという港町。
デレク・ジャーマンの愛したこの庭のことは「Derek Jarman's Garden」という写真集で知ることが出来ます。この本は私も持っていまして、丹精込めて世話をした主を失ってもなおこの庭はがんばって生き続けているのだなぁと感慨深かったです。これもまたデレク・ジャーマンが遺していった美しいもののひとつであることに間違いありません。

その晩、洗濯物をたたみながら「トリビアの泉」を見てましたらば
「最初から最後まで青い画面だけの映画がある」というトリビアが。
え~これってさぁ…

「これはデレク・ジャーマン監督の『blue』という作品で…」by八嶋智人

やっぱり(爆)。

↑こういう理由で巷で有名になってる(たぶん)『blue』ですが、実際見たことはなかったんですね。今回井筒監督&水野晴男爺と共に鑑賞♪

偶然にもデレク・ジャーマンづいた1日でした。
きっとおんなじこと考えた人がおられるでしょう、きっとね(笑)。
ちなみに今回の件で検索して知ったことですけれども、「ロード・オブ・ザ・リング」ボロミア役、ショーン・ビーンの映画デビュー作はデレク・ジャーマンの「カラバッジオ」だったそうです。すみません、どの役だったか思い出せません(笑)。

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2005年6月17日 (金)

ケイトの絵

Kate

16日の続き。

パールデザンジュカフェから帰ってお昼を食べて、もう一度表町まで出かけました。「marie clare idee」夏号を買おうと思って寄った丸善で洋書ヴィジュアルブックのバーゲンを発見、なにかめぼしいものはないかと探しましたらこんなの見つけた。

「a treasury of Kate Greenaway」
ケイト・グリーナウェイ。英ビクトリア時代のイラストレーターです。彼女の作品は子供とその風俗を描いたものが有名だと思います。なんとも可愛いんですよ、子供たちが。
この本はケイトの代表作「アップルパイ」「マザーグース」「窓の下で」「ハメルンの笛吹き男」「バースデイブック」等を1冊にまとめた愛蔵本です。この豪華さで2000円でおつりがきました。だから好きだよ、バーゲンは(笑)。

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2005年6月10日 (金)

うろん

Gorey

娘が胃腸にくる風邪をひきまして、晩御飯は消化のよいうどんにしてやるかと思っております。

「ネロちゃん、今日はおうどんだからね」
「うろん~うろん~」

どうしてもうどんと発音できない豚児です。

うろんといえば。
エドワード・ゴーリーの作品に「うろんな客」という絵本があります。長らく絶版だったこの本が2000年に再発されたとき、本屋でタイトルを見て微かなデジャ・ヴュを感じました。この既視感はなんだろうとずっと考えていたんですけれども、昨日「ライオンと魔女」を読んでいてやっとわかりました。

「だれだ?だれだ?動くな。うろんなやつめ。だれだかいえ!」

オオカミのセリフだった…orz

「うろん」という言葉。
日常生活でそれほど頻繁に使う言葉ではないような気がするのですが、どうでしょうか?私はこの上記2箇所でしか見たことがありません(どっちも児童書というのがなんとも…)。

うろん(胡乱)とは、乱雑でいいかげんであること、 疑わしいこと、うさんくさいことという意味です。
「うろんな客」の原題は「doubtful guest」、「ライオンと魔女」内で使われている表現には「stranger」という単語が使われています。どちらも50年代に出版された本という共通点はありますが、40年前に「ライオン~」を訳された瀬田貞二さんはともかく、5年前にゴーリーの本を新訳された若い柴田元幸さんはイラストの雰囲気に合わせてわざと古めかしい言葉を使ってみたのかもなぁという気がします。

ところでうろんな客ってなんのこと?と思われるでしょうか。本のあとがきにヒントがあります。ええ、我が家のうろんなお客様はね、おうろんが大好きなんですよ(笑)。

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2005年5月26日 (木)

PLAYBOY Japan は30歳

Playboy

日本版「PLAYBOY」は創刊30周年を迎えました。今月号はその記念号です。別冊付録として創刊号ミニチュア復刻版が付いていまして、これがとっても面白いです。ノーマン・メイラーの書き下ろし連載小説あり、吉行淳之介の短編あり、「コンドーム世紀の大研究」ページあり(笑)。当然女の子のヌードグラビアも満載、70年代のヌードってロマンチックでいいですよ~♪

本誌の方も、この30年間に掲載した記事で重要なものをピックアップして載せております。インタビューとか、あとやっぱり美麗なヌードピクトリアルが素晴らしいですね。女優のヌード特集ページは保存版です。

PLAYBOYといえば開高健の人生相談「風に訊け」なわけですよ、私にとっては。
来月発売される30周年記念ノンフィクション特集号は、開高健を大々的にフィーチャーだそうです。買わんとね!

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